アジア株上昇 トランプ関税緩和に期待、一部製品には柔軟な対応か 上海株は5日続伸
アジア株上昇 トランプ関税緩和に期待、一部製品には柔軟な対応か 上海株は5日続伸
東京時間14:00現在
香港ハンセン指数 21438.74(+524.05 +2.51%)
中国上海総合指数 3266.13(+27.90 +0.86%)
台湾加権指数 19567.32(+38.55 +0.20%)
韓国総合株価指数 2454.52(+21.80 +0.90%)
豪ASX200指数 7756.80(+110.34 +1.44%)
インドSENSEX30種 75157.26(休場)
アジア株は総じて上昇、今週もトランプに左右される相場か。
トランプ米大統領は相互関税の対象からスマホなどの電気機器の除外はあくまで一時的であって、単に他の関税カテゴリーに移行するだけだと説明。1-2ヵ月以内に導入される半導体関税に含まれていると述べた。今週中にも半導体関税率について発表する予定だとしている。ただ、一部製品については「柔軟な対応」をとるとも述べており、iPhoneなどアップル製品は除外されるとの期待が広がっている。
ただ、トランプ氏は不公正な貿易巡り誰一人として免除されることはない、ましてや中国はあり得ないと対中強硬姿勢を示している。中国側も最後までとことん付き合うと強硬な姿勢を維持しており、今週もトランプ関税発言と中国側の反応を警戒する必要がある。
中国の景気支援策強化と株価安定化を受け上海株は5営業日続伸。政府系ファンドの買い支え、上場企業の相次ぐ自社株買い発表に大株主の株買い増しと、何が何でも株価下落を阻止する構えだ。中国証券時報は、中国には安定した経済成長を維持するための十分な政策余地があり、不確実な変化に対処することができると一面で報じている。
香港株は2.51%高。トランプの関税緩和期待でアリババやバイドゥ、レノボ、快手科技、ネットイース、JDドットコムなどハイテク関連が総じて上昇。そのほか、医療品や素材、銀行、証券、エネルギー関連の一角も上昇している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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