東京株式(前引け)=続伸、米株リスクオンを引き継ぎ3万8000円台乗せ
9日前引けの日経平均株価は前営業日比395円48銭高の3万8137円09銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億5083万株、売買代金概算は1兆7728億円。値上がり銘柄数は809、対して値下がり銘柄数は748、変わらずは72銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場はリスクを取る動きが終始優勢だった。前週末の米国株市場でNYダウやナスダック総合株価指数など主要株価指数が揃って大きく上値を追ったことで、市場センチメントが改善した。外国為替市場ではドル安・円高に振れており、これも半導体関連をはじめハイテク株などに追い風材料となっている。日経平均は寄り付きでフシ目の3万8000円台を回復、その後は400円を超えて上昇する場面もあった。取引後半は伸び悩んだとはいえ、緩む場面では押し目買いが活発で3万8000円台で強調展開を続けた。ただ、値上がり銘柄数は全体の50%にとどまっており、全体売買代金もやや盛り上がりを欠いている。
個別ではアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連が高く、フジクラ<5803>も堅調。サンリオ<8136>が物色人気。ソフトバンクグループ<9984>が高く、大塚ホールディングス<4578>も値を飛ばした。エイチームホールディングス<3662>が急騰、ブレインパッド<3655>、テラスカイ<3915>も大幅高。ソシオネクスト<6526>の上げ足も目立つ。半面、三菱重工業<7011>、IHI<7013>はやや利益確定売りが優勢。さくらインターネット<3778>も冴えない。メルカリ<4385>が売りに押された。井関農機<6310>が大きく利食われ、三和ホールディングス<5929>も大幅安。エムスリー<2413>も利益確定売りで下値を探った。
出所:MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS
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