欧州株が堅調に始まる、為替は円安・ドル安に転じる＝ロンドン為替

欧州株が堅調に始まる、為替は円安・ドル安に転じる＝ロンドン為替

　欧州株が堅調に取引を開始すると、為替市場でも円安とドル安の動きが広がっている。ドル円は148.65レベルまで高値を伸ばしたあと、148.30-40レベルで落ち着いた動きとなっている。ユーロドルはドル買いの動きに1.0888レベルまで下押しされたが、その後は切り返して上昇。足元では高値を1.0924レベルに更新している。ポンドドルも同様に1.2914レベルまで軟化したあとは、1.2940台へと反発している。

　クロス円は買いが優勢になっている。ユーロ円は161.40付近から買われ、高値を162.07レベルに更新。ポンド円は191.50付近での揉み合いから上放れると、高値を192.17レベルに伸ばしている。

　トランプ米大統領がカナダへの追加２５％関税を取り下げたほか、景気後退について否定する姿勢を明確にしたことが市場に好感されているようだ。欧州株にとってはウクライナ停戦への期待もあるもよう。また、米消費者物価指数の発表を控えて、これまでの円買いやドル買いの動きに調整が入りやすい点も指摘される。

USD/JPY　148.34　
EUR/USD　1.0915　GBP/USD　1.2940
EUR/JPY　161.96　GBP/JPY　191.97