ポンド売り強まる、英中銀政策金利据え置き後、ドル全般はドル安も=ロンドン為替概況
ポンド売り強まる、英中銀政策金利据え置き後、ドル全般はドル安も=ロンドン為替概況
ロンドン市場は、ポンド売りが強まっている。注目の英中銀金融政策発表は、市場予想通りの据え置きとなった。票割れも大方の予想通り6対3となり、ピル、グリーン、マン各委員が4.00%への利上げに投票したことも想定内だった。そのなかで、声明では「これまでのところ、物価および賃金設定において重大な二次的波及効果の明確な兆候は見られない」として次回利上げについての明言は避けられた。「高エネルギー価格が長期化するかボラティリティが高まるほど、そうしたリスクは増大する」との警告もあったものの、市場では英国債利回りが低下し、ポンド売りに反応している。ポンドドルは1.34台乗せ水準から一気に1.33台半ばへと急落。対円は208円台割れまで下落し、対ユーロでもポンド売りが強まっている。相場全体としては、東京市場からの流れを受けてドル安・円高の動きが支配的で、ロンドン時間にはポンド安が突出した格好となっている。原油安の動きや前日米FOMC後のドル買いに対する調整などで、ドル円は155円台半ばまで軟化。ユーロドルは1.14台後半で底堅く推移している。ドル円相場にとっては、明日に日銀決定会合発表が控えている。
ドル円は155円台後半での取引。東京早朝の156.32付近を高値に、ロンドン朝方には155.53付近まで下押しされた。その後は155円台後半で売買が交錯している。原油安や明日の日銀決定会合を控えたポジション調整などでドル安・円高の動きが支配的になっている。明日の日銀決定会合に向けて、市場では利上げ観測が高まっている。
ユーロドルは1.14台後半での取引。東京昼前につけた1.1456付近を安値に、ロンドン朝方には1.1484付近まで上昇。その後は1.14台後半での揉み合いに終始している。ユーロ円はドル円とともに上値重く推移している。東京早朝の179.23付近を高値に、ロンドン朝方には178.48付近まで下落した。その後は178円台後半で推移している。前日比ドル安・円高の水準で推移しており、ユーロ独自の値動きはみられていない。
ポンドドルは1.33台後半での取引。ロンドン序盤に1.3406付近まで買われたあと、英中銀での政策金利据え置き発表とともに1.3350付近まで急落している。ポンド円は東京早朝の209.18付近を高値に軟調に推移し、ロンドン時間には207.92付近まで一時急落した。ユーロポンドは0.8562付近から0.8593付近まで一気に上昇。全般にポンド売りが強まっている。英中銀は声明で次回利上げについての明言を避けており、市場の失望売りにつながっている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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