ドル円、米商務長官の発言で148円台前半に下げ渋り ただ、上値では戻り待ちの売りも観測=NY為替
その後、ドル円は148円台前半に買い戻されている。きょうも為替市場は円高の動きが優勢となり、ドル円は147円台に下落。一時147.30円近辺まで下げ幅を拡大した。テクニカル的にも天井を形成しそうなチャートが示現しており、このまま反転できないようであれば、140-145円のゾーンを試しそうな雰囲気が出ている。
ただ、ラトニック米商務長官がインタビューで「トランプ大統領はUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に準拠した全ての商品について、カナダとメキシコへの関税を猶予する可能性が高い」と述べたことで、ドル円は下落していた米株式市場と伴に下げ渋る展開となっている。
しかし、下げトレンドが明確に形成されつつある中、上値では戻り待ちの売りも出ているようだ。
USD/JPY 148.20 EUR/JPY 160.40
GBP/JPY 191.18 AUD/JPY 94.19
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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