英30年債利回りが98年以来の高水準 ただ、ポンド買いの動きはない=NY為替
きょうも為替市場はドル買いが優勢となる中、ポンドドルは1.25ドルを割り込む展開が見られている。本日は英30年債利回りが1998年以来の高水準を付けていた。英国債は年初から新規供給が相次ぐ見通しで、ブレア首相時代の98年以来となる5.22%に一時上昇。
当時はアジア通貨危機やロシアのデフォルト(債務不履行)の影響を抑えようと、英中銀が金利を6年ぶりの高水準から引き下げ始めたところだった。
この日は30年債入札が行われ、応札倍率は2023年以来の低水準だった。供給に対する懸念がなお残っていることが浮き彫りとなっている。ただ、利回り上昇を受けてポンドを買おうという動きはない。
GBP/USD 1.2494 GBP/JPY 197.16 EUR/GBP 0.8292
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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