ドル円150.70円台まで上昇、人民元主導のドル買い トランプがBRICSに100%関税警告
ドル円150.70円台まで上昇、人民元主導のドル買い トランプがBRICSに100%関税警告
ドル円は150.74円付近まで上昇、朝の安値149.50円付近から1円以上も上昇している。先週NY時間に報じられた植田総裁発言の下げを帳消し。
植田総裁が「経済データが想定通りに推移しているという意味では利上げは近づいていると言える」と日経インタビューで語ったことを受け、12月利上げ観測が一段と高まり先週のNY時間にドル円は150.50円付近から一時149.40円台まで1円近く下落した。
トランプ次期大統領はBRICS諸国に対し「脱ドル」をはかるようであれば100%の関税に直面すると警告。これを受け人民元やメキシコペソ、南アフリカランドのほか、東南アジア通貨が対ドルで下落している。オフショア人民元は対ドルで0.4%下落し7月24日以来の安値をつけている。オンショア人民元も対ドルで0.3%安、7月24日以来の安値。メキシコペソは対ドルで0.4%下落、南アフリカランドは0.5%安。このあと始まるインドルピー、ブラジルレアルも対ドルで下落して始まる可能性。
仏財務相がルペン氏の予算巡る期限を受け入れないと明言、仏予算巡る懸念からユーロも対ドルで下落している。ルペン氏は政府が25年度予算を修正し年金の物価スライド制導入などの要求に応じなければ不信任決議案を支持すると警告しているが、財務相はルペン氏の自分勝手な期限を受け入れないとしている。不信任投票は早ければ4日にも実施される可能性。
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。