ポンドドル、下値模索の流れ継続 英信用状況調査は景気減速よりも緩やかな成長を示唆=NY為替
きょうのポンドドルは米消費者物価指数(CPI)や米新規失業保険申請件数の発表を受けて一時的にドル売りが強まったことから、買い戻しも見られていたものの、動きは長続きせずに再び下値模索の流れに戻している。9月にサポートされていた1.30ドルの水準をうかがう展開が続いており、ブレイクしてくるか注目される。
本日は英中銀が四半期信用状況調査を公表していた。これを受けてエコノミストからは、今年の英経済は景気後退よりもむしろ、緩やかな成長を示唆しているとの見解が出ている。
英中銀が実施した最新の信用状況調査によると、英住宅価格は第4四半期にさらに上昇の可能性が高く、今年の英経済は景気減速よりも緩やかな成長を示すことが予想されるという。調査では家計の担保付き融資の利用可能性は8月までの3カ月間で上昇し、11月までの次の3カ月間は変わらないと予想されている。全体として信用状況調査は、大幅な景気減速よりも緩やかな成長を示す可能性が高いという見解を裏付けるものとなっているという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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