中東情勢警戒継続も、行き過ぎた動きにも警戒=東京為替概況
中東情勢警戒継続も、行き過ぎた動きにも警戒=東京為替概況
中東情勢を受けた警戒感が継続。トランプ大統領が米国は「事実上無制限」の兵器供給により戦争を「永遠に」戦う能力があると、イランへの攻撃が長期化する可能性を示したことを受けて警戒感が広がり、アジア株式市場が軒並みの大幅安になるなど、リスク警戒の動きが広がった。ドル円は157円台後半での動きが中心となった。リスク警戒の円買いもあって、有事のドル買いの中でも昨日ロンドン市場で付けた157.97円を試す勢いは見られず、一方で下がると買いが出る展開。午後に入って、株安の過熱感を警戒した動きが見られ、一時2600円超の下げとなった日経平均が少し戻し、12%超の下げとなっていた韓国総合もかなり下げ幅を縮小する中で、いったんドル買いが収まった。ドル円が157.18円を付けるなどの動きが見られたが、ドル売りは続かず。株安が再び強まるなど、リスク警戒の根強さが見られた。
衆議院財政金融委員会で答弁を行った植田総裁は「最近円安になったとき国内価格に転嫁される率が上昇している」など、円安を警戒する姿勢も一部見せたが相場の反応は限定的。片山財務相は「万全の対応を取るべく海外当局ともさらに緊密に対応」など、円安警戒の姿勢を示しているが、こちらへの反応も限定的にとどまっている。
昨日有事のドル買いに1.1530ドルを付けたユーロドルは、その後1.16台を回復して東京朝を迎え、午前中に有事のドル買い継続で1.1575ドルを付けたが、昼前に1.16台を回復すると、その後は1.1600ドルを挟んでの推移。ドル高警戒も行き過ぎた動きには警戒感が出ている。
ポンドドルは昨日のドル高局面で1.3253ドルを付けた後、1.3360ドル台まで反発。東京市場では1.3364ドルを付ける場面もあったが、午前のドル高に1.3304ドルまで下落。この時間帯は大台を維持して1.33台前半での推移となった。
ユーロ円は朝方183.00円を挟んでの推移。一時183.23円まで上昇も、リスク警戒もあってじりじりと下げ、午後に182.38円を付けた。ドル円の反発もあり、安値からは買いが出て182.80円台を付けている。
ポンド円は昨日の209.23円から210円台後半まで反発して東京朝を迎え、東京朝も210.69円を付けたが、その後は対ドルでのポンド売りと円買いに209.50円を付けている。
MINKABUPRESS 山岡
執筆者 : MINKABU PRESS
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