【海外市場の注目ポイント】米FRB関係者の発言など
日本時間8日午後4時にクーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事が講演、同9日午前1時45分にボスティック米アトランタ地区連銀総裁が講演、同9日午前5時にコリンズ米ボストン地区連銀総裁が講演する。ボスティック米アトランタ地区連銀総裁は9月30日に労働市場がさらに軟化すれば、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でさらに0.50%利下げする可能性を排除しないとの認識を示していた。しかし、4日に発表された9月の米雇用統計で失業率が前月から予想外の低下、非農業部門雇用者数は予想を上回る伸びとなったことで、米労働市場悪化の懸念は和らいでおり、このあとの海外市場で発言する米FRB関係者から11月の米FOMCにおける大幅利下げの必要性が後退していることが示唆されるようであれば、ドルが買われる可能性がある。
また、日本時間8日午後9時半には8月の米貿易収支の発表や同9日午前2時にはナーゲル独連銀の講演も予定されている。8月の米貿易収支は、大方の予想が705億ドルの赤字となっており、前月の788億ドルの赤字から赤字幅が縮小すると見込まれている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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