リスク選好ムード広がる、中国人民銀が迅速な対応 ドル円145.50円台
リスク選好ムード広がる、中国人民銀が迅速な対応 ドル円145.50円台
リスク選好ムードが広がっており円が下落、ドル円は145.50円台に上昇している。日経平均は3万9000円台にしっかり乗せている。
中国人民銀行はきょうから預金準備率と7日物リバースレポ金利を引き下げると発表した。今週初めに開いた会見で人民銀総裁は、近いうちに引き下げると表明したが、これほどまでに早く金融緩和に動いたことを市場は歓迎するだろう。豪財務相は中国の景気刺激策を「本当に歓迎すべき展開だ」とコメントしている。
日銀9月会合で植田総裁が政策判断について「時間的余裕ある」との見解を示したことも引き続き材料視されている。自民党総裁選で高市氏が勝利した場合、日銀の追加利上げは遠のくとの見方から、選挙結果次第でドル円はさらに上昇する可能性も。
金融緩和を受けオフショア人民元は対ドルで下落。人民元売り・ドル買いがほかの通貨にも波及しており、ユーロドルやポンドドルは軟化。
執筆者 : MINKABU PRESS
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