【これからの見通し】衆院選への視線と米雇用関連指標の悪化受けた動きが拮抗 ドル円の一段高は一服か
【これからの見通し】衆院選への視線と米雇用関連指標の悪化受けた動きが拮抗 ドル円の一段高は一服か
今週はドル円が上昇している。主なドライバーは衆院選での与党勢力大勝期待による円安だ。加えて、リスク回避的なドル高の動きが交錯した。しかし、衆院選を目前に控えて調整が入りやすいタイミングなっているようだ。昨日まで連日、大台替わりで進行した円安の流れは現在一服している。
また、ドル相場には経済ファンダメンタルズが影響を与えている。ISM製造業指数の改善や次期FRB議長指名報道がドルを支えたものの、12月求人件数の大幅下振れや政府閉鎖による雇用統計公表延期が労働市場の減速懸念を強め、ドルの上値を抑制した。ドル円の一段高にブレーキがかかっている。
さらに、ビットコイン急落に続き、金・銀相場も急落する場面が見られ、リスク資産全体のボラティリティが急上昇している。為替相場にとっても、イベントを控えて一方向への動きが続きにくい作用があるようだ。
この後の海外市場では、衆院選待ちとなり、ドル円は方向感に欠ける振幅を繰り返すことが想定されそうだ。
この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ鉱工業生産指数(12月)ドイツ貿易収支(12月)フランス貿易収支(12月)フランス経常収支(12月)スウェーデン消費者物価指数(CPI)(速報値)(1月)スイス雇用統計(1月)カナダ雇用統計(1月)、カナダIvey購買部協会指数(1月)、ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)(2月)などが予定されている。注目度が高いミシガン大指数は55.0と前回の56.4からの低下が見込まれている。
発言イベント関連では、チポローネECB理事、コッハー・オーストリア中銀総裁、ピル英中銀チーフエコノミスト、ジェファーソンFRB副議長などの講演が予定されている。ECB専門家予測調査が公表される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。