一時円売り、中国の景気刺激策発表に反応=東京為替前場概況
東京午前のドル円は143.91円付近まで強含み。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁が、「近いうち預金準備率と短期金利を引き下げる」、「ファンドやブローカーに人民銀行の資金を利用して株式の購入を許可する」などと発表し、かなりハト派寄りの態度だったことから、中国の景気回復期待が高まった。ただ、この発表を手がかりとしたリスク選好的な円売りは一時的で、その後のドル円は143.38円付近まで水準を切り下げた。
ドル円と同様に、クロス円も上振れ後に押し戻されている。ユーロ円は159.81円付近、ポンド円は192.11円付近、豪ドル円は98.52円付近まで強含んだ後、ユーロ円は159.24円付近、ポンド円は191.34円付近、豪ドル円は98.06円付近まで軟化した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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