明日はカナダCPI 9月利下げ観測を後退させないとの声が多い=NY為替
きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中、カナダドルは対ドルで上昇しており、ドルカナダは1.3635加ドルまで下落している。きょうの下げで100日線を下放れする展開が見られているが、目先は200日線が1.35ドル台後半に来ており意識される。
明日は7月のカナダ消費者物価指数(CPI)の発表が予定されている。前月比0.4%の上昇が見込まれているが、前年比では2.5%までの鈍化が見込まれている。カナダ中銀は利下げサイクルに入っており、9月も追加利下げが確実視されている。
市場では今回のCPIが、カナダ中銀の安定したペースでの利下げ継続を確認するものとなることが有力視されている。インフレはカナダ中権の許容範囲内2-3%内に収まると見ており、そうなれば、「カナダ中銀は0.25%ポイントの利下げを続け、インフレが少し高けくても、一時的なものとの判断から、0.25%ポイントの利下げを続けようとなると見られている。
唯一のリスクはコアインフレが3%を超えて再び上昇することだが、その可能性は低いと見られているようだ。
USD/CAD 1.3631 CAD/JPY 107.55
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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