ユーロドル、1.09ドル台は維持 強気な見方も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って下げ渋る動きが出ており、1.0930ドル付近で推移している。金曜日の米雇用統計を受けて、週明け月曜日にかけてユーロドルは急上昇したが、前日からその戻り売りが出ている。しかし、1.09ドル台はいまのところ維持されており、リバウンドの流れは続いている状況。
月曜日に瞬間的に1.10ドルを付ける場面が見られたものの、その水準は維持できていない。しかし、ユーロドルに強気な見方も出ている。市場がFRBの利下げ予想をこれ以上後退させそうにない一方、ECBのプライシングについては同じことは言えないという。短期金融市場では現在、ECBの年末までの利下げ期待をあと2回か3回で織り込んでいるが、これはあくまでFRBへの市場の期待が波及したもの。
ユーロ圏の最新のインフレ指標はECBが9月利下げを見送るリスクを示唆しており、年末までにあと3回よりも2回の方にリスクは傾いている。このことはユーロドルが間もなく1.10ドルを超えて上昇する可能性があることを示唆しているという。
EUR/USD 1.0932 EUR/JPY 161.20 EUR/GBP 0.8594
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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