ユーロドル、200日線を下回る ドイツ経済がECBの仕事を複雑に=NY為替
きょうもユーロドルは上値の重い展開が続いており、一時1.07ドル台に下落する場面も見られた。きょうの下げで200日線を下回っており、明日のFOMCの結果を受けた反応が注目される。目先は100日線が1.07ドル台後半に来ている。
本日はドイツの7月の消費者物価指数(HICP)の速報値が公表されていたが、前年比2.6%、前月比0.5%と予想通りではあったものの、前回からインフレが上昇していた。ドイツは景気については弱さが報告されており、ECBの9月利下げの根拠の1つに挙げられているが、本日のインフレの数字はECBの仕事を複雑にしている。
エネルギー費用の低下が前月ほど大きくなく、食品価格の上昇圧力は増し、サービスの上昇率は前月から変わらなかった。
*ドイツ消費者物価指数(速報)(7月)21:00
結果 0.3%
予想 0.4% 前回 0.1%(前月比)
結果 2.3%
予想 2.2% 前回 2.2%(前年比)
*調和消費者物価指数(HICP)
結果 0.5%
予想 0.5% 前回 0.2%(前月比)
結果 2.6%
予想 2.6% 前回 2.5%(前年比)
EUR/USD 1.0815 EUR/JPY 165.75 EUR/GBP 0.8427
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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