ドイツ企業の景況感は予想外に悪化 独連銀総裁は利下げに前向き=NY為替
きょうのユーロドルは買い戻しが優勢となっており、1.0860ドル近辺に戻している。ただ、上値の重い雰囲気に変化はなく、1.09ドル台を再び試そうという勢いまでは見られていない。
きょうは7月のIfo景況感指数が発表になっていたが、ドイツ企業の景況感は予想外に悪化。同国の景気回復に対する懸念は一段と強まっている。Ifoは「今後数カ月の懐疑的な見通しがかなり強まっている。ドイツ経済は危機から抜け出せずにいる」と述べていた。
本日はナーゲル独連銀総裁の発言が伝わっていたが「データにサプライズがなければ、ECBは利下げができるはずだ」と述べていた。同総裁はまた、ECBの政策は会合ごとに決定され、9月に何が起こり得るか事前にコミットはできないと、ECB当局者がこれまでに表明している姿勢を踏襲している。
*Ifo景況感指数(7月)17:00
結果 87.0
予想 89.1 前回 88.6
EUR/USD 1.0862 EUR/JPY 167.49 EUR/GBP 0.8432
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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