カナダ中銀とFRBのかい離がドルカナダを1.42加ドルまで押し上げる可能性=NY為替
本日はドル買いが優勢となる中、カナダドルは買いが優勢となり、ドルカナダは一時1.3660加ドル近辺まで下落している。来週はカナダ中銀の政策委員会が開催されるが、短期金融市場では65%程度の確率で0.25%ポイントの利下げが織り込まれている状況。エコノミストの間でも利下げ予想がやや優勢といった状況のようだ。
一部のエコノミストは、FRBとカナダ中銀の政策金利の差は年内までに1.25%ポイントに達すると見ているようだ。その場合、カナダドルは弱含みで推移し、ドルカナダは現在の水準から年末までに1.42加ドルまで上昇する可能性があるという。地政学的な緊張が再燃した場合はさらに上昇する可能性があるとも付け加えている。
USD/CAD 1.3675 CAD/JPY 114.68
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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