【海外市場の注目ポイント】米FOMC議事録など
日本時間23日午前3時に4月30日・5月1日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表される。その回の会合では政策金利は5.25%―5.50%に据え置かれ、声明では「ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてのさらなる進展は見られない」との文言が追加され、利下げが適切になる環境として挙げられている「インフレ率が持続的に2%に向かっているとの確信がさらに強まる」という状況には至っていないことが強調された。議事録で利下げに慎重な意見が多いことが示されれば、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退し、ドルが買われる可能性がある。
また、日本時間午後11時には4月の米中古住宅販売件数も発表される。大方の予想は年換算423万戸となっており、前月の同419万戸を上回り、2カ月ぶりに増加するとみられている。
さらに、このあとの海外市場では、欧英米の中銀関係者の発言も予定されている。日本時間午後5時5分にラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁がイベントに出席、同午後9時45分にブリーデン英中銀(BOE)副総裁が討論会に参加、同午後10時40分にグールズビー米シカゴ地区連銀総裁がイベント開会の挨拶をすることになっている。
MINKABU PRESS
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執筆者 : MINKABU PRESS
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