ユーロドルのローソク足が200日線の上に ユーロ高へのオプション需要が2月以来の高水準に=NY為替
きょうのNY為替市場は米生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったものの、ドル買いの反応は一時的に留まっている。そのような中で、ユーロドルは一時1.0770ドル付近まで値を落としたものの、リバウンド相場が崩れることもなく、逆に1.08ドル台に上昇している。
本日の上げでユーロドルのローソク足が200日線の上に完全に出ており、強気のサインが出ている。本日はパウエルFRB議長とクノット・オランダ中銀総裁がパネルディカッションに登場していたが、総裁は6月の利下げ開始の可能性を認めた上で、その後の道筋についてはデータ次第としていた。
ファンド勢がユーロ高を見込むポジションを組んでいるとの指摘も出ており、ユーロ高を期待したオプションへの需要が2月以来の高水準に高まっているという。また、ヘッジファンドとトレーダーもここ数日ユーロショートを縮小していたという。
EUR/USD 1.0820 EUR/JPY 169.31 EUR/GBP 0.8595
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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