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きょうはドルが最強、円と豪ドルが安い=ロンドン為替

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きょうはドルが最強、円と豪ドルが安い=ロンドン為替

 本日これまでのところ、主要通貨間の強弱ではドルが最強となっている。続いてユーロ、NZドル、カナダドルなどが強い。一方で、ポンド、豪ドル、円などは弱いグループで、円が最弱となっている。

 米10年債利回りが4.49%付近から4.45%付近に低下するなど、ドル自体にはそれほど強い材料はみられていない。調整の動きや、その他通貨の弱い材料などで消去法的に強くなっているようだ。

 豪ドルはこの日の豪中銀金融政策会合で政策金利が据え置かれ、ブロック豪中銀総裁会見で今後の利上げについて、市場観測ほど強い発言がみられなかったことが売りを誘った。

 円相場にとっては、先週末の弱い米雇用統計直後に151.86レベルまで下落したあとは、戻り歩調が続いている。先週末4日にイエレン米財務長官が「為替介入はまれであるべき」と発言したことが追加介入への思惑を後退させた流れもあるようだ。植田日銀総裁はこの日の総裁との会談後に「円安、今後基調的物価情勢にどういう影響か見ていく」「最近の円安を政策運営上、十分注視していく」などと述べている。市場では植田総裁から積極的な利上げ姿勢がみられなかったことが円安を誘う面もあった。

 ポンドは対ユーロを中心に軟調に推移している。今週木曜日の英金融政策委員会(MPC)を控えて、インフレ見通し・経済成長見通しや各メンバーの票割れの変化などに備えて、調整の動きが入っているもよう。今回は四半期経済報告、ベイリー英中銀総裁会見などが実施されるスーパーサーズデーとなる。


USD/JPY 154.55 EUR/USD 1.0764 GBP/USD 1.2539 AUD/USD 0.6601

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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