中銀の利下げ観測が引き続き、第2四半期の為替市場を牽引=NY為替
きょうの為替市場はドル安の動きが優勢となっており、特にユーロやポンドといった欧州通貨は対ドルで買い戻しが膨らんでいる。ユーロドルは再び1.08ドルを回復しており、ポンドドルは1.26ドル台半ばまで買い戻されている。
ストラテジストからは、特段のリスクイベントが無い限り、第2四半期も各国中銀の利下げ観測が為替市場を牽引するとの見方が出ている。同ストラテジストは四半期展望の中で、主要中銀が利下げに踏み切るのはいつなのかという議論が、第2四半期も引き続き為替相場を大きく動かすと述べた。
市場では、FRBが6月か7月に利下げを開始すると予想されており、そのため、他の中銀、特にECBがどの程度長く高金利を維持できるのか、あるいはそうすることでハードランディングするリスクがあるのか、疑問が投げかけられているという。中銀間の利下げ競争の軸となるストーリーが、第2四半期も為替市場を牽引し続けるとしている。
USD/JPY 151.67 EUR/USD 1.0835 GBP/USD 1.2652
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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