米10年債利回り低下 利下げに慎重発言も反応薄=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:29)(日本時間05:29)
米2年債 4.833(-0.015)
米10年債 4.412(-0.031)
米30年債 4.549(-0.035)
期待インフレ率 2.338(-0.002)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で10年債利回りは低下。特段の手掛かり材料もない中、本日はウォラーFRB理事とボスティック・アトランタ連銀総裁の発言が伝わったが、ウォラー理事は利上げには否定的な見解を示したものの利下げには良好なインフレあと数カ月必要との認識を示していた。ボスティック総裁は第4四半期の利下げの可能性に言及。
インフレが今後も緩やかに鈍化するとの見方を改めて表明していた。FOMC委員の利下げに慎重な発言に対する市場の反応も一巡して来ているのか、本日の利回りは下げの反応を見せていたようだ。
10年債は4.39%まで一時低下し、2年債も4.81%台まで低下していた。
2-10年債の利回り格差は-42(前営業日:-41)と逆イールドはほぼ変わらず。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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