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ドル円は151.75円近辺まで上昇 FRB以上に他中銀の早期利下げ期待が強まり、ドル高に=NY為替概況

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ドル円は151.75円近辺まで上昇 FRB以上に他中銀の早期利下げ期待が強まり、ドル高に=NY為替概況

 きょうのNY為替市場、ドル円は一時151.75円近辺まで上昇した。きょうのドル円は海外時間に入って買い戻しが見られ、151円台を再び回復。前日のFOMCを受けて、東京時間には150円台前半まで下落していた。

 前日のFOMCは、回数を減らすのではと見られていたドット・プロット(FOMC委員の金利見通し)が中央値で年内3回の利下げを維持し、パウエル議長の会見もハト派な印象が優勢だった。為替市場はドル安の反応が見られていたものの、その動きは続いていない。本日はスイス中銀が利下げを発表していたが、ECBなど他の中銀の早期利下げ期待がFRB以上に強まっており、相対的なドル高に繋がっているものと思われる。

 ドル円については、ここ数日の急ピッチな上昇もあり、財務省の介入警戒感も高まりそうな雰囲気ではあるが、まだ、そこまで警戒感は高まっていない。そのような中で、昨年11月高値の152円手前の水準を再び試す展開が見られている。前日は跳ね返されていたが、明日以降その水準を突破し、152円台を試すか注目される。

 ユーロドルは戻り売りが強まり、1.08ドル台半ばまで下落。前日の上げを帳消しにしているが、本日の200日線が1.0840ドル付近に来ており、目先の下値メドとして意識される。きょうはスイス中銀が予想外の利下げを発表していたが、それは市場にECBの利下げを改めて認識させている。市場は6月の利下げ期待を高めているが、ラガルド総裁も前日に6月利下げの可能性を強調していた。

 前日のFOMCでFRBはハト派姿勢を堅持し、ドル安の反応が見られていたが、FRB以上にECBは積極的な利下げを行うとの認識が改めて広がっている模様でユーロの上値を重くしているようだ。

 ポンドドルは戻り売りが強まり、1.26ドル台半ばに下落。本日の21日線は1.2730ドル付近に来ているが、その水準を下抜ける展開となった。本日はポンド自体が弱い値動きとなった。この日は英中銀金融政策委員会(MPC)の結果が発表になっていたが、これまで利上げを主張して来たマン、ハスケル両委員が据え置きに変更したことで、市場は英中銀の利下げ期待を高めている。前日の英消費者物価指数(CPI)が予想以上のインフレ鈍化を示していたことが本日の判断に繋がった可能性もありそうだ。

 短期金融市場では、8月までの利下げ期待は完全に織り込んでいるものの、6月の利下げ期待も70%以上の確率に上昇している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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