次第に株高・ドル安の反応
先ほどからパウエルFRB議長の会見が行われており、次第に株高・ドル売りの反応が見られている。議長は「今年のある時点での緩和開始が適切」と繰り返したほか、「保有資産の縮小ペースをかなり早期に緩めることが適切」とも述べていた。また、1、2月のインフレ指標は信頼感を高めなかったものの、インフレ指標には季節性がある可能性にも言及していた。
ハト派な印象もあり、市場は次第に株高・ドル売りの反応をしているのかもしれない。
米株式市場でダウ平均が350ドル超の上げ幅となっているほか、ドル円は150円台まで急速に下落している。円相場については、日本経済新聞が10月か7月にも追加利上げの観測と題した記事を掲載しており、敏感に反応した面もあるようだ。
NY株式20日(NY時間15:06)(日本時間04:06)
ダウ平均 39461.30(+350.54 +0.90%)
ナスダック 16350.37(+183.58 +1.14%)
CME日経平均先物 40155(大証終比:+555 +1.38%)
米国債利回り
2年債 4.607(-0.077)
10年債 4.269(-0.024)
30年債 4.446(+0.005)
期待インフレ率 2.326(+0.028)
※期待インフレ率は10年債で算出
USD/JPY 150.97
EUR/USD 1.0910
GBP/USD 1.2777
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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