ドル円、156.65円付近まで戻す 米雇用指標にドル高の反応も=NY為替序盤
きょうの為替市場、ドル円は買戻しが優勢となっており、156.65円付近まで戻している。NY時間に入って発表の米新規失業保険申請件数が予想を下回り、4月半ば以来の低水準となったことで、ドル高の反応が見られている。ただ、市場ではFRBの12月利下げ期待が復活し、短期金融市場ではほぼ確実視している状況。
一方、日本の財政不安が燻る中、円は短期的に軟調な局面が続くとの見方も根強く、ドル円の下値をサポートしているようだ。ただ、以前のような一辺倒の上昇の雰囲気もなく、明日の感謝祭休暇を前に本日は様子見の雰囲気が広がる可能性もありそうだ。
本日は午後に米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表が予定されており、12月FOMCに向けた何らかのヒントが出るか注目される。
日本時間0時のNYカットでのオプションの期日到来は155円に観測されている。
26日(水)
155.00(18.6億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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