【海外市場の注目ポイント】英中銀総裁・副総裁の発言など
日本時間午後11時15分に英中銀(BOE)のベイリー総裁やブリーデン副総裁の議会証言が行われる。昨年12月の英金融政策委員会(MPC)のあとにベイリー総裁は、「インフレ率を目標に引き下げるには、まだやるべきことがある」、「利下げについて予想するのは時期尚早だ」、「政策金利がピークアウトしたとは言えない」と述べ、ブリーデン副総裁は、「インフレ率は過去1年低下してきたが、依然として高過ぎる」、「中期的にインフレ率を持続的に2%の目標に戻すためには、金融政策を長期にわたり制限的にすることが重要になる」と指摘していた。今回の議会証言でベイリー総裁やブリーデン副総裁があらためて利下げに消極的であることを示唆するようなら、ポンドが買われる可能性がある。
このあとの海外市場では、欧米の中銀関係者も発言することになっている。日本時間午後5時20分にデギンドス欧州中央銀行(ECB)副総裁の講演、同午後11時にシュナーベルECB専務理事の質疑応答、同11日午前5時15分にウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演が予定されている。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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