米債利回りの低下など重石に、朝からドル安円高優勢=東京為替概況
米債利回りの低下など重石に、朝からドル安円高優勢=東京為替概況
昨日の海外市場で146円50銭台まで上昇したドル円。高値からは調整も146円10銭前後で朝の取引がスタート。その後はドル売り円買いが優勢となった。本日22時半に発表される米消費者物価指数を前に、ドル買いに慎重姿勢が見られた。午前は堅調地合いが目立った日経平均は午後に入って売りが出て上昇分をいったんほぼ解消。前日比マイナス圏は免れたものの、上昇分のかなりを解消する動きに円買いとなった面もある。
米長期債利回りが下落。昨日海外市場での4.287%前後から4.20%まで下げ、米ドルの売りを誘った。
午後に入って日経平均は売りが優勢となり、辛くも前日比マイナス圏を回避したものの、戻りの鈍い展開となって、リスク警戒の円買いにつながった。
クロス円も軒並みの円買い。ユーロ円は157円30銭台から156円50銭前後を付け、ポンド円は183円59銭前後から182円78円台を付けた。
ユーロドルが朝から11ポイントレンジに留まるなど、円を除くと落ち着いた動き。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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