ドル円は一時調整の動きも限定的=東京為替概況
ドル円は一時調整の動きも限定的=東京為替概況
ドル円は午前中に一時調整の動き。中国当局が元安牽制を行い、オフショア市場で介入と見られる国有銀行の元買いが入ったとの報道などにドル安元高となり、ドル全般の売りにつながった。昨日149円台を一時付けたドル円は149円00銭台から148円86銭まで調整が入ったが、動きはそこまでで、限定的な調整に留まった。
中国人民元買いの動きが一服し、すぐに元安に回ったこともあり、円買いの動きも収まり、午前中に下げ分を解消。午後は149円台でしっかりの展開。もっとも高値も149円13銭までにとどまっており、昨日海外市場の高値に届かず。介入警戒感などが上値を抑えており、上下ともに動きにくい展開となった。
ユーロドルは1.05台後半推移。ドル高基調も落ち着いた動きに終始している。
ユーロ円はドル主導絵方向感が分かりにくい展開も、157円台での推移。
豪ドルは中国買いの動きに加え、月次CPIが強く出たことで一時買いが入り、0.6390ドル前後から0.6409を付けた。もっともその後の元売りもあって、午後は豪ドル売りが強まり、0.6376まで下げた。NZドルも0.5950台から0.5923を付けている。
ドル人民元は昨日終値の7.3110台から一気にドル安元高でスタート。7.2913を付けたが、昼前に7.3050台まで買い戻され、午後は7.3064を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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