日銀会合後に円売り強まる、このあとは植田総裁の会見=東京為替概況
22日の東京外国為替市場では、日銀金融政策決定会合の結果公表後に円売りが強まった。ドル円は148円台を回復し、148.26円付近まで上昇した。今月の植田日銀総裁の発言を背景に金融緩和策の修正観測が高まっていたが、今回は修正が見送られた。ただ、このあとは植田日銀総裁の会見が行われる。
米長期債利回りが2007年以来の高水準となる4.51%まで上昇したこともドル円を押し上げる場面があった。米30年債利回りも一時上昇し、長期から超長期ゾーンは売り優勢だった。ただ、日銀金融政策決定会合を通過した後、米利回りは上昇幅を消している。米金融政策見通しを反映しやすい米2年債利回りはやや低下。
クロス円も日銀金融政策決定会合の結果公表後に水準を切り上げた。ユーロ円は157.97円付近、ポンド円は182.05円付近、豪ドル円は95.25円付近まで上昇した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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