米欧の景気のかい離がユーロドルの鍵を握るとの見方=NY為替
きょうのユーロドルは明日のECB理事会を控えて神経質な値動きが続いている。きょうは米消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、まちまちな内容に、市場でも方向感を出せていない。ユーロドルも米CPI発表後に上下動したものの、基本的には1.07ドル台での上下動に終始しているといったところ。
そのような中で、市場の関心は明日のECB理事会に移っている。ここに来て一気に利上げ期待が強まっているようだ。一部報道で「ECBが2024年のユーロ圏のインフレ率が3%超に高止まりと予想する」と伝わったが利上げ期待を高めた模様。短期金融市場では0.25%ポイントの利上げの確率を65%程度まで高めている。前日は50%程度、その前は40%弱だった。
ただ、ECBの利上げを巡って不透明な情勢になってはいるものの、利上げサイクルの終了に接近しているという点では意見は一致している。そのような中で市場からは、今後のユーロドルの焦点は米経済と欧州経済の相対的な違いに移る中で、短中期的にドル下落というシナリオは除外されるとの見方が出ている。
米サービス部門と失業保険申請件数に関する最近のデータは、米経済が引き続き好調であることが示されている一方、ユーロ圏経済は景気低迷が示唆されているという。特にユーロ圏最大のドイツ経済は景気後退に陥ると予想されており、ソフトランディングが期待されている米経済とは格差があるという。
EUR/USD 1.0740 EUR/JPY 158.21 EUR/GBP 0.8592
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。