高値警戒感もありドル円は利益確定売りも値幅は限定的=東京為替概況
高値警戒感もありドル円は利益確定売りも値幅は限定的=東京為替概況
ドル円は昨日の海外市場で米小売売上高の強い伸びもあって145円87銭まで上昇した。その後利益確定の売りなどに145円10銭前後まで下げたが、安値では買いが入あり145円台後半に戻して東京朝を迎えると、午前中はドル買い円売りが目立つかt地で145円70銭を付けた。
ただ日経平均の大きな下げなどにリスク警戒の動きが広がり、昼前に145円40銭台に下落。午後は上値が重くなり145円42銭まで付けている。もっとも値幅は朝の高値から見ても28銭と限定的にとどまっている。高値警戒感があるものの、下値はしっかり。
ユーロドルは1.0899から1.0918までの19ポイントレンジ。ユーロ円は158円64銭から158円90銭までの26銭レンジといずれも落ち着いた動きとなっている。
11時のNZ準備銀行(RBNZ:中央銀行)金融政策会合は市場予想通りの金利据え置きとなった。スモールチャンスという表現ながら、利上げの可能性が全くなくなったわけではないことを示したことや、当面の引き締め的な金利水準を維持するとの表現で、早期の利下げ期待を牽制したことから、NZドルは発表後の上昇。対ドルで0.5940前後から0.5974m対円で86円40銭台から86円88銭を付けている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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