中国規制当局が為替取引とクロスボーダーの資本フロー監視を強化=NY為替
中国規制当局は人民元が7カ月ぶり安値に沈むなか、為替取引とクロスボーダーの資本フロー監視を強化しているという。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。中国人民銀行と中国国家外為管理局(SAFE)は、輸出入業者や銀行に対して資金の流れやヘッジ需要を質問しているほか、人民元や市場の地合いについて見解を求めている。国家外為管理局は人民元相場を安定させるための提案も募り、期限を数日以内と設定したという。
人民元が対ドルで昨年11月以来の安値に下落したことを受け、中国当局は下落ペースに不快感をにじませている。人民銀は先月、投機を抑制すると表明。今週は中心レートを元高・ドル安水準に設定して対抗している。だが、世界的な金利上昇との対比が際立つハト派的な金融政策や成長の下振れが人民元を圧迫している。
当局の調査回数はここ2カ月に増えており、例年を上回るペースとなっているという。調査頻度の増加が元安に対する当局の懸念の高まりを反映したものなのか、政策立案に役立てるための広範な取り組みの一環なのかは不明だ。
今年に入って人民元は対ドルで約5%値下がりしており、アジア通貨の中で3番目に悪いパフォーマンスとなっている。本日は堅調な米経済指標が発表された直後、オフショア人民元が1ドル=7.2769元まで下げ、年初来安値を更新した。
USD/CNH 7.2681 CNH/JPY 19.93
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。