【これからの見通し】きょうは主要中銀からのメッセージ多し、円安一服か加速かの契機に
【これからの見通し】きょうは主要中銀からのメッセージ多し、円安一服か加速かの契機に
きょうはECBフォーラムの最終日となる。日本時間午後10時30分から始まる植田日銀総裁、パウエルFRB議長、ベイリー英中銀総裁、ラガルドECB総裁の討論会に市場の注目が集まっている。また、それに先立ってデギンドスECB副総裁やピル英中銀チーフエコノミスト、レーンECBチーフエコノミストなどが各討論会に参加する予定。
市場では日本と米欧諸国との金融政策スタンスの差が円安相場をもたらしている状況。植田日銀総裁が大規模緩和の長期的な維持を示し、米英欧などの中銀からはインフレ抑制のための金融引き締め継続姿勢が示されることが期待されているようだ。
ただ、植田総裁発言について、YCC修正に関する表現次第では円買いの反応がみられる可能性も指摘される。また、米英欧の中銀についても、タカ派表現の強弱はありそうで、それぞれの通貨ごとに神経質な反応がみられそうだ。
市場では英中銀の政策金利について6%まで引き上げられるとの見方が織り込まれてきている。しかし、ベイリー英中銀総裁は、市場の先走った行動に不快感を示してきた経緯もあり、表現次第ではポンド相場が不安定になりそうだ。
さらに、株高の調整局面とともに、金融引き締め継続が景気を冷やす点が材料視される傾向もみられている。金利水準は長期的に景気抑制的な水準にとどめ置くとの表現について、金利差拡大の面と景気減速効果の面と、市場はどちらに反応するのか。マーケットの地合いを知る良い機会となりそうだ。円安が一段と加速するのか、円安一服となるのか、注目イベントであるだけに反応に注意したい。
この後の海外市場で発表される経済指標は、米MBA住宅ローン申請指数(06/17 - 06/23)、米卸売在庫(速報値)(5月)など。米週間石油在庫統計の発表も予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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