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ドル売り一服、欧州株安や米債利回り上昇など調整の動き ドル円131円台後半=ロンドン為替概況

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ドル売り一服、欧州株安や米債利回り上昇など調整の動き ドル円131円台後半=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル売りが一服している。欧州株や米株先物・時間外取引は小安く推移。米債利回りは前日の低下の動きからやや調整されている。前日のNY市場では米JOLTS求人数が減少したことがドル売りにつながった。きょうはこのあとに米ADP雇用統計や米ISM非製造業景気指数などが発表される。指標発表前の調整の面が強いようだ。これまでは弱い米指標が利上げ観測の後退につながり、株式市場は好反応を示していたが、昨日は株安と市場反応に変化がみられる。景気鈍化への警戒感に視線が移動してきている可能性も指摘される。ドル円はロンドン序盤に131.24近辺に安値を広げたあとは下げ一服となり131円台後半で揉み合っている。ユーロドルは1.0965近辺まで買われる場面があったが、その後は上値重く1.09台前半に下げている。ポンドドルも1.25台に一時乗せたあとは1.2450台へと下押し。豪ドル/ドルは東京市場から引き続き軟調で、0.67台を割り込んでいる。NZドル/ドルは0.63台割れと、中銀の大幅利上げを受けた上昇を解消している。クロス円でも豪ドル円やNZドル円は軟調。ポンド円やユーロ円は序盤に下げたあとは揉み合いとなっている。ユーロ圏非製造業PMI確報値は55.6から55.0へと下方改定され、同英PMI確報値は52.8から52.9へと小幅に上方改定された。独有力経済研究所の合同経済予測では、ドイツ経済は冬季の景気後退を回避する見込みとされ、2023年通年成長を+0.3%と予測、昨年秋の-0.4%予想から上方修正された。クロアチア中銀総裁やスロベニア中銀総裁らはコアインフレの上昇に警戒感を示し、追加利上げの必要性を指摘した。

 ドル円は131円台後半での取引。前日のNY市場で下落したあと、引き続き安値圏で推移している。ロンドン序盤には一時131.24近辺に安値を広げる場面があった。その後は米債利回りの上昇とともに131.70付近へ下げ渋っている。

 ユーロドルは1.09台前半での取引。ロンドン序盤には1.0965近辺まで買われたが、その後は上値を抑えられている。足元では1.0930台へと軟化。前日NY市場での上昇にやや調整が入っている。ユーロ円はロンドン序盤に143.59近辺まで安値を広げたが、その後は下げ一服。ただ、144円台では上値を抑えられている。欧州株や米株先物・時間外取引が軟調に推移しており、リスク警戒ムードもみられている。対ポンドではややユーロ買いが優勢。欧州の中銀総裁らがコアインフレの上昇に警戒を示し、追加利上げの可能性が指摘されていた。

 ポンドドルは1.24台後半での取引。ロンドン序盤に1.25台に乗せる場面があったが、すぐに売りに押された。足元では1.2450台へと下げている。ポンド円は164円台乗せでは売りが入り163.70近辺に安値を広げた。その後は売買が交錯して、NY勢の参加待ちとなっている。ユーロポンドは0.8760付近から0.8780台へと小高く推移している。ECBと比較すると英中銀の追加利上げ姿勢はあまり強くは伝わってこないようだ。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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