週末前で新規のドル買いにも慎重=東京為替概況
週末前で新規のドル買いにも慎重=東京為替概況
昨日の海外市場で米債利回りの上昇により137円台を付けたドル円。少し調整が入って136円台後半で東京市場を迎えた。依然としてドル高への意識が強いものの、週末を前に上値を試す勢いが見られず、136円台半ばまでの調整が入っている。もっとも136円台半ばがしっかりと、地合いはまだドル高円安方向。午後は少し買い戻されてもみ合いとなった。
ユーロドルは1.06を挟んでの推移。昨日海外市場でのドル全面高に1.05台を付けたが、水曜日の独CPI、昨日のユーロ圏CPIの強さなどに大幅利上げ期待がユーロの支えとなっており、下げも限定的なものにとどまっている。
ユーロ円はユーロがしっかりしていることもあり、何度か145円トライを見せたが、こちらも値幅は限定的。
朝方、昨日の元安に対する調整の動きが見られ6.88台を付けたドル人民元は、易中国人民銀行総裁が7.0000はもはやハードルではないと発言したことなどを受けて少し元安となり、6.90台を回復。
MINKABUPRES 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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