アジア株 香港株は下げ帳消し、景気下支え期待広がる 香港政府が消費券配布と給与所得税引き下げを検討
アジア株 香港株は下げ帳消し、景気下支え期待広がる 香港政府が消費券配布と給与所得税引き下げを検討
東京時間14:07現在
香港ハンセン指数 20565.18(+35.69 +0.17%)
中国上海総合指数 3298.13(-8.39 -0.25%)
台湾加権指数 15425.96(-137.04 -0.88%)
韓国総合株価指数 2421.59(-37.37 -1.52%)
豪ASX200指数 7308.80(-27.50 -0.37%)
インドSENSEX30種 60151.63(-521.09 -0.86%)
アジア株は軒並み下落、前日の米株大幅安を懸念した売りが続いている。
上海株は下げ渋り、中国の景気先行きを楽観視した買いが支えとなっている。IMFや複数の大手金融機関が中国経済の先行きに強気な見通しを示しているほか、年内の中国預金準備率と5年物ローンプライムレートの引き下げの可能性が高まっている。3月5日に開幕する全国人民代表大会(全人代)を前に景気支援策期待も広まっている。
香港株は下げを帳消しにしている。序盤に7週間ぶり安値をつけたあとは値ごろ感で買い戻されている。中国銀行やHSBCなど金融株の一角が上昇。美団やバイドゥなどハイテク関連の一角も買い戻されている。
景気下支え策に対する期待感も広がっている。香港の陳茂波財政官は、コロナパンデミックによる低迷から経済を回復させるため、5000香港ドル相当の消費券を配布し、さらには給与所得税を引き下げることを検討していると明かした。

執筆者 : MINKABU PRESS
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