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為替相場まとめ1月23日から1月27日の週

為替 

 23日からの週は、売買が交錯して方向性が見出しにくかった。ドル指数はこれまでのドル安の流れを維持しつつも、一段の下押しの動きは緩やかになっている。株式市場が堅調であることからドル円やクロス円は下支えされている。ただ、今週に入ってから一段高の動きが顕著なのは豪ドル円くらいで、全体では高止まり状態が続いた。豪ドル買いは同国のインフレの上振れが背景にある。米経済指標は年初から弱めの結果が続いていたが、今週発表された米PMI速報値、GDP速報値、耐久財受注、新規失業保険申請件数などはいずれも回復傾向が示されていた。高インフレの影響についてはまだ予断を許さないものの、中国の経済再開の動きや欧州の暖冬によるエネルギー危機の解消など明るい材料が多くなっているようだ。また、米企業決算ではIT関連の決算が無事に通過しており、ナスダック指数が堅調だった。来週は米国、英国、欧州の中央銀行が金融政策を発表する。また、週末には米雇用統計発表が控えている。政策金利については上げ幅の見通しが市場でほぼ固まっており、市場の安定に寄与していた。ドル円は129円から131円、ユーロドルは1.08台半ばから1.09台前半、ポンドドルは1.22台後半から1.24台前半で上下動した。


(23日)
 東京市場は、ドル売り先行も午後にはドル買い優勢に。ドル円は先週末の流れを受けてドル売り・円買いが先行。昼にかけて129.04近辺まで値を落とした。先週金曜日にタカ派で知られるウォラーFRB理事が、次回のFOMCでの0.25%への利上げ幅再縮小見通しに言及したことで、大幅利上げ継続期待が後退、ドル売りが入りやすい地合いとなった。米10年債利回りの低下などもドル売りを誘った。午後に入って一転してドル買い円売りとなった。先週の日銀金融政策会合で拡充が決まった共通担保資金供給オペについて、5年物1兆円の実施が通告され、円売りにつながった。応札は3.1兆円となっており、公表後に円売りが強まって朝の高値を超えて129.90台を付けた。ユーロ円は午前中140円台後半での推移となっていたが、午後のドル円の上昇に141円台半ば超えまで上昇。ユーロドルは午前中のドル売りに1.0850ドル前後から1.09ドル前後へ上昇。午後はユーロ円の買いなどが支えとなり、高値圏で揉み合い。

 ロンドン市場は、ドル買い・円売りが優勢。ドル円はロンドン時間でも買いが継続し、130.30付近まで一段と上昇。東京市場午後からの流れとともに、堅調な動きで始まった欧州株式市場動向も下支えに。129.60台まで調整が入ったが、再び130.40台をつけた。ユーロ円は東京昼頃につけた140.60台を安値にロンドン午前には142円台を付けた。その後はドル円の調整とともに141円台前半まで反落。対ドルでのユーロ売りが出た分、ドル円に比べて上昇の勢いが見られず午前の高値に届いていない。株高を好感したリスク選好もあって豪ドル円が堅調。東京昼頃につけた90.10台の安値から91.20台まで1円超の上昇。その後の押し目も限定的。ドル相場はドル買いが優勢。ユーロドルは1.0920台まで買われたあとは、1.0870割れへと反落。豪ドル/ドルは0.7010台に上昇したあとは0.6980台へと上昇一服。

 NY市場では、ドル買いが強まった。ドル円は130.90近辺まで一時上昇。131.10付近の21日線をうかがう動きとなった。ドル買いの具体的な材料は見当たらないものの、米国債利回りが上昇していたことが、ドル買い戻しを誘発したようだ。一部からは、市場が米インフレの伸び鈍化と米金利上昇を見極めようとする中でドルは高くなっているとの指摘も出ていた。インフレについて、コア指数の鈍化について疑問の声がでていた。一方、日銀が実施した5年物の共通担保資金供給オペの応札を受けて円金利が低下したこともドル円の買い戻しをサポートした。ユーロドルは戻り売りに押されて、1.08台半ばへ伸び悩んだ。ただ、市場では上向きの流れを期待する面も。タカ派なECBへの期待がユーロをサポートしている。市場では今年のユーロ圏経済を上方修正する動きが出ている。ポンドドルは一時1.23台前半まで下落した。先週の英消費者物価指数(CPI)と英雇用統計のデータがインフレ鈍化の兆候を示さなかったことから、英中銀は次回2月の政策委員会(MPC)で0.50%ポイントの利上げを行うとの強気な見方が広がっている。一方で、英経済の先行きへの見通しが暗い中で、英中銀が慎重姿勢を堅持するとの見方もあった。

(24日)
 東京市場では、前日の円売りが一服した。前日の市場で、日銀共通担保資金供給オペの影響から円売りが入り130.90近辺を付けたドル円は、その後も130円台後半でしっかりした動きとなって東京朝を迎えた。中国、香港、シンガポールなどが春節で休場となり、取引参加者が少ない中でドル円は上値の重い展開。共担オペ実施後に低下が目立っていた日本国債利回りが回復傾向を見せ、10年国債利回りが0.37%台から0.40%台を回復する中で円買いとなり、130円手前まで軟化。クロス円でも円売りの調整が見られ、午前中に142円台を付けていたユーロ円は141.50台まで下落。161.70台を付けていたポンド円は161.10台をつけた。

 ロンドン市場は、ドル買いが優勢。英PMIの悪化を受けてポンドドルが急落したことがドル買い圧力に波及。この日は1月の英欧PMI速報値が発表された。総合指数はユーロ圏が50.2と前回の49.3、市場予想49.8を上回る結果だった。景気判断分岐点50を予想外に上回っている。一方で、英国は47.8と前回49.0や市場予想48.8を下回っている。予想以上の景況感の落ち込みとなった。東京市場からのドル売りの動きが一巡したあと、ポンドドルは1.24台乗せから一時1.2302近辺まで急落。ドル円は129.73近辺まで下落したあと130.40近辺まで反発。ユーロドルは1.09手前まで買われたあと、1.0852近辺まで下落した。米10年債利回りは3.52%付近から一時3.48%台まで低下したあとは3.50%付近で推移。欧州株は寄り付きに買われたあとは上値が重くなり、英独仏の主要3指数がマイナス圏に反落している。ドル指数は東京市場での低下から反発し、前日終値付近まで上昇している。

 NY市場では、ドル相場が上下動。序盤はドル買いが強まり、ドル円は一時131円台に上昇する場面が見られた。しかし、買いが一巡すると戻り売りが強まり、一時129円台まで急速に戻す展開が見られた。景気への不透明感もある中、米株にらみの展開になっている。序盤に米株が売り先行で始まったことから、リスク回避のドル買いが強まったものの、米株が買い戻されたことでドルは戻り売りに押された格好。序盤の米株の下げについては、NY証券取引所(NYSE)のシステムトラブルが大きく関係した面もあったようだ。ユーロドルは一旦売りが強まったものの、徐々に買い戻しが強まった。一時1.0835付近まで下落していたが、1.08台後半に戻す展開となり、リバウンド相場の流れをしっかりと堅持している。ECBは2月の理事会で0.50%ポイントの利上げを行い、中銀預金金利を2.50%に引き上げることが確実視されている。声明やラガルド総裁の会見を通して、利上げペースの減速を示唆する可能性はまだないとの指摘が出ている。ポンドドルは一時1.22台に値を落としたものの、1.23台に戻す展開。エネルギー価格の下落で英中銀が成長見通しを上方修正する可能性があることから、英金利は予想以上に高止まりする可能性があるとの見方があった。
 
(25日)
 東京市場は、リスク選好の動きでドル円、クロス円が上昇。ドル円は朝方につけた130.04近辺を安値に130.50超えまで上昇。クロス円もしっかり。ユーロ円は朝の141.50台から一時142.30台を付けている。対円での上昇もあってユーロドルが1.09台を付けるなど、値幅は小さいもののこちらも堅調。中国、香港が休場で参加者が少ない中、日経平均の上昇などを受けたリスク選好が支えとなった。オセアニア通貨が堅調。豪消費者物価指数が強めの結果となり、次回の豪中銀金融政策会合での25bp利上げ観測が強まった。市場では据え置きとの見方が後退。豪ドルは対ドルで0.71台乗せ、対円で91円台後半へと上昇。朝方に発表されたニュージーランド消費者物価指数も予想を上回ったが、NZドル買い反応は一時的にとどまった。対ドルは0.6520付近に買われたあと0.6460台まで反落。対円でも85円手前で上値を抑えられた。

 ロンドン市場は、円買いが優勢。ドル円は一時129.81近辺まで下押しされ、東京市場での上昇を帳消しにしている。米10年債利回りが3.47%付近から3.43%付近へと低下しており、ドル円の上値を抑えた。時間外取引の米株先物が軟調。特にIT関連主導のナスダック先物の下げが目立っている。マイクロソフトなどの決算内容が芳しくなかったことをきっかけに、年頭からの大幅上昇に調整が入っている。クロス円も下落。ユーロ円は142円台から141円台前半へ、ポンド円は161円手前から159円台後半へと下落。リスク警戒的なドルが買いも入り、ユーロドルは1.09台乗せとなったあとは1.08台後半へと反落。ポンドドルは1.23台前半での揉み合いを下抜けて、一時1.22台後半に下げた。この日発表された12月英生産者物価指数は前月比がマイナスに、前年比が伸び鈍化となった。1月独Ifo景況感指数は4か月連続での改善、7カ月ぶりの高水準と強い内容だった。ただ、いずれの指標にも相場は目立った反応は示さなかった。

 NY市場では、ドル売りが強まった。きょうはマイクロソフトの決算を受けて米株に一時売りが強まるなど、リスク回避の雰囲気が広がっていた。ただ、為替市場ではドル買いの動きは出ていない。むしろ、FRBのタカ派姿勢後退への期待に焦点を当てている雰囲気も出ていた。ドル円は一時129円台前半まで下落した。130円台では戻り売り圧力が強かった。ユーロドルは1.09台を回復。直近高値は1.0925ドル付近だが、その水準に顔合わせしており、心理的節目の1.10を試す展開が続いている。また、ECBは他の中銀とは異なり、2月も3月も50bpの利上げ実施が見込まれている。一部のECB理事からも、その観測に肯定的な発言が相次いでいる状況。ポンドドルは買いが優勢となり、1.24付近まで上昇した。ただ、ポンドにとっては英国の弱い成長と高インフレといった難題が英中銀の利上げ姿勢を鈍らせるとの見方もあった。ポンド相場上昇はユーロ高に連れたものとみられている。

(26日)
 東京市場では、円買いが先行。前日海外市場の流れを受けて、ドル円は午前に一時129.10近辺まで下落。昼前には129.60付近に下げ渋り、いったん下げを消した。午後には新発10年債利回りが一時0.46%台まで上昇して再び円が買われ129.03近辺まで下落。その後は米債利回りの低下一服とともに129.40近辺まで戻した。ユーロ円も午前に141円割れとなったあと141.30台まで反発、その後の円買いで140.87近辺に安値を更新した。円相場の振幅を横目にユーロドルは1.09台前半での揉み合いが続いた。

 ロンドン市場は、円安とドル高が混在した。序盤は、欧州株の反発を受けてリスク選好の動きが優勢になり円安の面が強かった。ドル円は東京午後につけた129.03レベルを安値に買いが継続、一時130.00レベルまで高値を伸ばした。クロス円はユーロ円が140円台後半から141円台後半へ、ポンド円が160円付近から一時161円台乗せまで上昇。米10年債利回りが3.43%台から3.48%付近まで上昇し、ドル買い圧力となる面もあった。当初上値を試していたユーロドルやポンドドルは反落している。ユーロドルは1.0929近辺を高値に1.0893近辺まで反落。ポンドドルも1.2430近辺まで高値を伸ばしたあとは、1.2374近辺まで反落した。このあとの第4四半期の米GDP速報値の発表を控えて、売買が神経質に交錯。独経済相は年内にはインフレが緩和される見込みとした。IMFは日銀はさらに柔軟な長期金利変動を検討すべきだと指摘した。ただ、いずれにも目立った反応は見られなかった。

 NY市場では、ドル買いが優勢。朝方発表になった第4四半期の米GDP速報値が予想を上回ったことや、米新規失業保険申請件数も労働市場の強さを示したことが背景。直近発表の米経済指標は弱い内容が多く、それがFRBが予想よりも早く慎重姿勢に転じるとの見方に繋がっていた。米地区連銀総裁などのFOMC委員は否定しているものの、市場には年内の利下げ観測が根強く残っている。しかし、きょうの強い米経済指標はその見方を一服させたのかもしれない。ただ、米GDPについては個人消費が予想を下回り、在庫の増加が主な要因となっていた。ドル円は130円台半ばまで一時上昇、21日線に顔合わせした。ユーロドルは戻り売りに押されて一時1.08台半ばに反落。その後は1.08台後半に下げ渋った。ポンドドルは一時1.23台半ばまで下落したが、取引後半には1.24台に戻した。

(27日)
  東京市場は、円買いが優勢。朝方に発表された1月の東京消費者物価指数が1981年5月以来の高水準となったことがきっかけ。日銀の緩和策再修正への思惑が広がったことで、新発10年債利回りが上昇し、円高につながった。ドル円は130円台割れから129.50近辺まで下落した。しかし、午後に入ると米債利回りの上昇に加えて、日銀の共通担保資金供給オペレーションが31日に実施されるとの発表などを受けて130円台を回復している。ユーロ円は141.85近辺を高値に一時141.09近辺まで下落した。その後の戻りは141円台半ばまでと限定的。ユーロドルが1.0900近辺から1.0870近辺へと下げており、ユーロ円の上値を抑えた。

 ロンドン市場は、ドル買いが一服している。米10年債利回りは3.50%付近から3.55%台まで上昇しており、前日の米GDP速報値などが予想を上回った後の流れが継続している。東京午後には米債利回りの上昇がドル買い圧力となっていた。しかし、ロンドン時間に入ってからは利回り上昇継続も、ドル売り方向に転じている。ドル円は130円台前半に上昇したあとは129円台後半へと反落。ユーロドルは1.08台後半で下げ渋り。ポンドドルは1.23台後半での揉み合いとなっている。ポンドは対ユーロで上値重く推移。ユーロ円が141円台前半で下げ止まり一時141円台半ばへと反発。一方、ポンド円は161円付近が重くなり160.50近辺まで軟化している。ただ、きょうは目立った英欧経済統計発表はなく、週末を控えた調整ムードが漂っている。

 NY市場は、落ち着いた動きとなった。ドル円はいったん下値を試すも、東京午前の安値をつけず、その後130円を超える場面も続かずという展開。昼前からは129円90銭前後で目立った動きを見せず、様子見ムードが広がった。ドル円が安値から買い戻された局面はユーロドルやポンドドルなどでもドル高が見られた。ユーロドルは火曜日につけた週の安値1.0835に迫る場面が見られた、ポンドドルも同様に1.2350割れまでつけたが、その後買い戻された。

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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