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植田総裁会見後円安進行も、レートチェックを疑われる売りに急落=ロンドン為替概況

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植田総裁会見後円安進行も、レートチェックを疑われる売りに急落=ロンドン為替概況

 注目された植田日銀総裁の会合後の会見では、「利上げ後も金融環境は緩和した状況が維持されていると認識」「物価鈍化の中でも基調インフレにより重きを置いて政策を決定」など、今後の利上げに向けた可能性を示唆しつつ、物価が見通しを超えてどんどん上昇していく状況にはないなどとも強調した。市場は早期の利上げはないとの見方を強める形で、会見中から円売りが拡大。ドル円は158円60銭台からドル高円安となり、159円台にしっかり乗せて159円20銭台を付ける展開を見せた。

 総裁会見が終了してもドル高円安基調が継続する中で、159円10銭台から一転してドル安円高となり、一気に157円30銭台を付けた。介入もしくはレートチェックの可能性を意識させる急落の後、158円台前半に戻してもみ合っている。介入が実施された場合、戻り局面で断続的に入ることが多いため、市場は「今回はレートチェックだったのではないか」との見方を強めている。介入の有無について、片山財務相はコメントしないとしたが、これは介入の有無にかかわらず財務相が一般的に行うコメントとなっている。

 ドル円は158円50銭近くまで上昇したものの、植田総裁会見前の水準までは戻しきれず、その後いったん157円台後半まで売られた。急落時に付けた安値までは下がりきらず、足元は158円台前半に戻している。

 クロス円も同様に荒い値動きとなった。ユーロ円は植田総裁会見を受けて186円30銭台から186円80銭台まで上昇。その後のレートチェックを疑われる円買いで184円80銭台を付けた後、186円ちょうど付近まで戻した。ポンド円は会見後に214円80銭台まで円売りが進み、その後212円50銭台を付けて214円台に戻している。英製造業・サービス業PMIが強い結果となったこともあり、ポンド円は安値からの戻りが大きくなっている。

 円主導の動きが続いており、ユーロドルは1.17台前半で比較的落ち着いた動き。朝方はドル高がやや優勢で頭が重くなったが、1.1730ドル割れでの売りには慎重さがうかがえる。ポンドドルは英PMIが予想を上回る好結果となり、対ドルで買われ1.34台後半から1.3530ドル台を付けている。

MINKABUPRESS 山岡

 

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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