FX/為替「ドル/円、137円台半ばの攻防が目先の焦点」 外為どっとコム トゥデイ 2022年12月1日号

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外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年12月1日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼30日(水)の為替相場
(1):豪CPIは予想を下回る
(2):ユーロ圏HICPは予想を下回る
(3):米経済指標は強弱まちまち
(4):パウエルFRB議長講演、ドル/円急落

▼30日(水)の株・債券・商品市場

▼ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)/ ▼人気通貨ペア 本日の予想レンジ/ ▼ドル/円の見通し:市場の関心は米経済指標に/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

30日(水)の為替相場

30日(水)の為替相場期間:30日(水)午前7時10分~1日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪CPIは予想を下回る

豪10月消費者物価指数(CPI)は前年比+6.9%と予想(+7.6%)に反して9月の+7.3%から伸びが鈍化した。コアCPIにあたるCPIトリム平均も前年比+5.3%に鈍化した(予想+5.7%、前回+5.4%)。同時に発表された豪10月住宅建設許可件数は前月比-6.0%と予想(-2.0%)を大幅に下回った。なお、その後に発表された中国11月製造業PMIは48.0と7カ月ぶりの低水準を記録。予想(49.0)も下回った。

(2):ユーロ圏HICPは予想を下回る

ユーロ圏11月消費者物価指数(HICP)・速報値は前年比+10.0%と予想(+10.4%)を下回り、前月(+10.6%)から伸びが減速した。

(3):米経済指標は強弱まちまち

米11月ADP全国雇用者数は12.7万件増と予想(20.0万件増)を下回った。一方、その後に発表された米7-9月期GDP・改定値は前期比年率+2.9%と予想(+2.8%)を上回り、速報値(+2.6%)から上方修正された。

(4):パウエルFRB議長講演、ドル/円急落

パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は「インフレの先行きは依然として非常に不確実」としながらも「利上げペースを緩めることは理にかなっている」「利上げペースを緩める時期は早ければ12月となる可能性がある」などと発言。これを受けてドル売りが強まった。パウエル議長は「金利のピークは9月時点の予想よりいくぶん高いだろう」との認識も示したが、市場にくすぶる早期利下げ転換観測を強くけん制するトーンではなかったと受け止められた。ドル/円は米長期金利の低下とともに137円台へと下落。一方、クロス円はストレートドルの上昇が支えとなり底堅く推移した。中でも豪ドル/円は株高・資源高も相まって堅調だった。

30日(水)の株・債券・商品市場

30日(水)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:市場の関心は米経済指標に

昨日のドル/円は米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて下落。月末絡みのドル需要などを背景に139.89円前後まで上昇していたドル/円は、パウエルFRB議長が「早ければ12月に利上げペースを落とす可能性がある」と発言すると137.65円前後まで2円以上急落した。議長は「金利は一段と上昇し、その水準にしばらくとどまる」との見方も示したが、市場にくすぶる早期利下げ転換観測を強くけん制するトーンではなかったと受け止められた。

市場の関心は、本日の米10月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)と米11月ISM製造業景況指数および明日の米11月雇用統計に移ることになりそうだ。これらを受けてドル売りが継続するか注目したい。ドル/円は137円台半ばのサポート維持できるかが目先の焦点だろう。11月28日に付けた137.50円前後の直近安値を下抜ければ、一気に137円台を割り込む可能性もある。一方で、今回も137円台後半で下げ止まるようならこの水準の底堅さがあらためて意識されそうだ。

注目の経済指標:米PCEデフレーター、米ISM製造業

注目の経済指標

注目のイベント:黒田日銀総裁、欧米の要人発言

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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執筆者 マネ育チャンネル

執筆者 : マネ育チャンネル|外為どっとコム

マネーを育てよう!をテーマに、外為どっとコム総合研究所に所属する研究員が執筆するオリジナルレポートのほか豪華講師陣の貴重なFXレポート、個人投資家や著名投資家のインタビュー記事など、バラエティ豊かな情報を配信しています。為替トレンドに合わせた特集記事やFX初心者でも安心の学習コンテンツを用意しており、個人投資家の取引技能の向上に寄与すべく活動しています。

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