ドル売り優勢、年初の米利上げ停止を意識=東京為替前場概況
東京午前のドル円は軟調。一時141.68円付近まで軟化した。欧州通貨やオセアニア通貨に対してもドル売りが優勢。インフレ見通しの不透明感を背景に、米国の最終的な政策金利水準が5%を超えていく可能性が意識されている一方、5%付近で打ち止めになるとの想定は根強く、ドルを圧迫している。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースは減速する見通しで、フェドウォッチでは年明けの引き締めを最後とした利上げ停止が想定されている。
ユーロ円は145円半ばで小動き。ドル円の下げとユーロドルの上げに挟まれて動意は限定的。
NZドル円は86.86円まで強含み。NZ中銀が0.50%から0.75%まで利上げペースを加速させるとの観測がNZドル高の背景。NZ中銀は明日政策金利を発表する。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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