NEC委員長の発言受けドル買い加速、リスク回避でもドル買い 米株先物は下げに転じる

NEC委員長の発言受けドル買い加速、リスク回避でもドル買い　米株先物は下げに転じる

米大幅利上げ継続に加え、世界的な景気減速懸念が高まっており、リスク回避でドルが買われている。欧州では天然ガス価格の高騰が警戒されており、英国ではトラス新政権の大規模減税に伴う景気後退が懸念されている。長引く「ゼロコロナ政策」や不動産不況を受け、中国の景気鈍化も不安視されている。また、アップルが新型iPhoneの需要が予想ほどではなかったとして、増産計画を断念したとの報道も伝わっている。

ディーズNEC委員長が、プラザ同様の合意に向かうと予想しないでほしいと発言したことを受けドル買いが加速していると声も聞かれる。

ポンドは対ドルで0.6%下落、対円でも0.8%近く下げている。米株価指数は時間外で下げに転じており、ナスダックは0.4%安。オフショア人民元は対ドルで史上最安値を更新、はじめて1ドル＝7.2元台を突破した。