ドル円は比較的しっかり、NZドル急騰=東京為替概況
ドル円は比較的しっかり、NZドル急騰=東京為替概況
昨日の市場でリスク警戒の動きなどから値を落としたドル円。海外市場で一時126円30銭台まで下落し、126円90銭前後まで戻して東京朝を迎えた。
朝はNY午後の127円手前の重さなどを警戒してドル売り円買いの動きが見られ126円60銭台を付けるも、すぐに切り返し127円台を付ける動き。米株先物がしっかりとなり、リスク警戒の動きが後退した。127円ちょうどを挟んでの振幅を経て、昼過ぎに127円20銭前後までもっとも、上値トライも限定的で、その後127円ちょうど割れを付けている。
ECBの早期利上げ期待が強まる中で1.0750近くを付けたユーロドルは1.0730前後に戻して東京朝を迎えると、1.0700台まで売りが入る流れに。1.0750からの重さが意識されたほか、ドル円でのドル買いの動きなどが重石に。
ドル主導の展開でユーロ円は方向感を見せず、136円を挟んでの振幅に。
11時に政策金利が発表されたNZドルは急騰を見せた。発表までは対ドルでの売りが目立ち、朝の0.6490台から0.6420台へ値を落として発表を迎えた。市場予想通り0.5%の利上げを発表した中銀は、声明の中でOCRがターゲットに安定的に戻るまでの引き締め姿勢継続に言及。追加利上げを強く示唆するものとしてNZドルの急騰につながった。対ドルで0.65近くまで上昇。その後の押し目は0.6470台までで、午後に0.65を超える動き。
NZドル円も81円50銭前後まで落とした後82円台半ばに迫る動き。その後の押し目は82円20銭前後までで午後に入ってドル円の上昇もあって82円70銭台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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