ドル円は反発の動き、日本経済のさらなる弱体化を危惧=東京為替前場概況
東京外為市場でドル円は堅調。前日は調整安となり127円半ばまで下落したが、本日は128.51円付近まで切り返している。日米の金融政策見通しの乖離や日本経済の弱体化が円売り・ドル買いを後押ししている。
長期間に渡って日本の平均賃金が上昇していないなか、供給不足を背景としたインフレ高進が景気を圧迫しているほか、他の主要国と異なりコロナの感染対策を優先するあまり経済活動の正常化が蔑ろにされている。コロナ予算77兆円(令和2年度)が国民負担として跳ね返ってくる見通しであることも日本の景気見通しを圧迫。77兆円は東日本大震災の復興予算の約2倍である。
ユーロ円は139.26円付近、ポンド円は167.70円付近、豪ドル円は95.58円付近まで強含み。円売り意欲が根強い。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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