英中銀はタカ派に傾斜も、英経済への短期的なリスクも指摘される=NY為替
きょうはドル買いが優勢となる中でポンドドルは戻り売りが優勢となっている。前日の英中銀金融政策委員会(MPC)が予想以上にタカ派色が強かったことから、ポンドドルは買いが強まり、1.37ドル台半ばまで一時上昇した。その上に21日線が来ており、試すか注目されたが、結局、その水準には到達することなく下落している。
英中銀は引き締めに傾いているが、英経済への短期的なリスクを考慮すると、ポンドは今後も軟調な展開が続く可能性があるとの指摘も聞かれる。英国では10月以降、パンデミック関連の支援は減少し、エネルギー価格も上昇、そして、供給のボトルネックはしばらく継続することが見込まれる。
パンデミックの間に実施された給付金の増加が取り除かれるのと同時に、光熱費上昇による実質所得への打撃は、消費者信頼感を低下させ、経済の最大のファクターである個人消費を弱める可能性があるという。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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