英中銀の来年2回の利上げを見込も声も=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中で、ポンドドルは売りが優勢となっている。朝方発表の米小売売上高が予想外の増加となったことで更にドル買いが加速。ポンドドルは1.37ドル台に下落しており、一時1.3765ドル付近まで下落した。本日の21日線が1.3775ドル付近に来ているが、その水準に顔合わせしている。きょうの下げで1.3835ドル付近に来ている200日線を下放れる展開が見られており、下値警戒感が高まっている。
来週23日に英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。今週の英雇用統計や英消費者物価指数(CPI)は強い内容となったものの、据え置きの声が多いようだ。
一部の金融機関からは、8月のMPCを受けて来年2回の利上げを見込も声も出ている。22年5月のMPCで0.15%引き上げ0.25%に、さらに来年11月に0.25%引き上げて0.5%に上昇するという。要因として労働市場の急速な改善を挙げている。需給問題のミスマッチ解消されつつある中で、英中銀はインフレ上昇は一時的と確信しているが、労働市場にも同じことが当てはまるかは定かではないと指摘。
GBP/USD 1.3772 GBP/JPY 151.01 EUR/GBP 0.8541
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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