【これからの見通し】前日の乱高下を経てドル円は静観となるか、米欧経済統計を確認
【これからの見通し】前日の乱高下を経てドル円は静観となるか、米欧経済統計を確認
昨日はドル円など円相場が大荒れとなった。ドル円は160円台に急伸後、一気に反落。介入と思われる強引な売りに154円台まで押し戻された。その後は次第に相場は落ち着きを取り戻して、156円台後半から157円付近で推移している。
明日からの米FOMC会合、金曜日の米雇用統計といった注目イベントを控えており、月末もあって、きょうのところはドル円など円相場は静観となりそうだがどうか。
この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ雇用統計(4月)、ドイツ実質GDP(速報値)(2024年 第1四半期)、ユーロ圏実質GDP(速報値)(2024年 第1四半期)、ユーロ圏消費者物価指数(HICP)(概算値速報)(4月)、カナダ実質GDP(2月)、米雇用コスト指数(2024年 第1四半期)、米住宅価格指数(2月)、米S&Pケースシラー住宅価格(20都市)(2月)、米シカゴ購買部協会景気指数(PMI)(4月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(4月)など、比較的多い。
昨日の大荒れ相場から、普段通りの経済統計の強弱に反応するマーケットにひとまず戻りそうだ。
発言イベント関連では、主要な金融当局者の講演などの予定は組まれていない。米株式市場では、マクドナルド、3M、コカコーラ、AMD、ペイパル、アマゾンドットコム、スターバックスなどの決算発表が注目される。
minkabu PRESS編集部 松木秀明

執筆者 : MINKABU PRESS
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