仏大統領演説への警戒でユーロの上値が重い、豪ドルは底堅い=東京為替前場概況
東京外為市場中盤、リスク回避のドル高・円高傾向となる中で、ユーロの上値が重い。ユーロ円は123円割れに沈み、ユーロドルは1.1780ドル前後でもみ合い。欧州における新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念される状況下、マクロン仏大統領が今夜、コロナ対応で演説を行うと伝えられており、警戒感が強まっている。一部では、1カ月程度の国家封鎖を検討しているようだと報じられている。
豪ドルは底堅さをみせており、豪ドル円は74.53円付近まで、豪ドル/ドルは0.7137ドル付近まで、やや強含んだ。午前9時30分発表の豪消費者物価指数(CPI)はほぼ市場予想に沿った着地となり、ショートカバーが入っているもよう。
東京株式市場の軟調地合いを背景に、ドル円は前日の安値水準である104.32円近辺まで弱含んだ。本日は月末応当日となるため、本邦実需筋による売り観測もあるようだ。
日経平均株価は3日続落。前引けでは前営業日比75.04円安の2万3410.76円となった。
午前11時40分現在では、ドル円は1ドル=104.34円、ユーロドルは1ユーロ=1.1780ドル、ユーロ円は1ユーロ=122.92円、ポンド円は1ポンド=136.04円、豪ドル円は1豪ドル=74.43円、NZドル円は1NZドル=69.93円、スイス円は1スイスフラン=114.80円、カナダ円は1カナダドル=79.11円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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