【これからの見通し】米大統領候補討論会の最終回を通過、次は米支援策と英欧貿易交渉の行方に
【これからの見通し】米大統領候補討論会の最終回を通過、次は米支援策と英欧貿易交渉の行方に
東京午前に最終回となる米大統領候補討論会を終えた。依然として双方の非難合戦の図式となったが、司会者の変更や不規則発言の抑制が奏功して、スムーズな進行だったようだ。市場はサプライズ無しとして反応薄だった。
次の焦点は、現在継続中の米政府と民主党との支援策合意の動きに当てられることとなる。また、英国とEUとの貿易交渉も継続しており、最終段階まで妥協点を探る努力が続けられている。関連報道にポンドは神経質に反応する地合いとなっている。
ただ、今日の段階では、いずれも解決に至る見通しは立っていない。ただ、仮に合意が報じられれば、どちらであっても市場はポジティブ・サプライズとなりそうだ。
一方で、週末を控えたポジション調整圧力も働きそうだ。今週は、週前半にドル売り方向への動きが優勢だった。米大統領候補討論会のイベントを通過したことで、短期筋のポジションが手仕舞われるタイミングとなっている。きょうは、一連の英欧および米国のPMI速報値が発表されるが、通過後のNY市場では材料難となる。
発言・イベント関連では、NY連銀幹部ローリー・ローガン氏がパネル討論会に参加、ラムスデン英中銀副総裁がイベントに参加する予定。25日(日)から欧州では夏時間から冬時間へと移行する。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
執筆者 : MINKABU PRESS
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