ドイツ財政刺激策、ユーロ圏の成長を大きく後押し=NY為替
きょうの為替市場は、この日発表の米消費者物価指数(CPI)を受けてドル高が加速しており、ユーロドルは1.15ドル台まで下落している。前日までは上値は重かったものの、21日線付近で持ち堪えていた印象もあったが、本日の米CPIを受けた動きで下放れしている。
米大手銀が実施した7月の欧州のファンドマネジャー調査によると、ドイツの財政政策が欧州の成長改善の主要なカタリストになるとの明確なコンセンサスが投資家の間で形成されていると報告した。調査によると、ドイツの財政刺激策が成長の最も有力な源泉になるとの見方を示した投資家は85%と、6月の79%から上昇。また、ユーロ圏の財政刺激策が世界全体の成長にとって最大のプラス要因になると見ている投資家は26%で、米国の政策支援を挙げた投資家を上回った。
EUR/USD 1.1596 EUR/JPY 172.72 EUR/GBP 0.8664
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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